6月15日からアメリカはベロイト大学よりデニー・グレイ(Gray Denny)さん が来仙しています!
彼女の研究テーマは「農家民宿の持続可能な運営方法としてWWOOFプログラムの提示」です。
WWOOF、聞き慣れない言葉ですね。(←私もグレイさんを通じて初めて知りました)
WWOOF は正式名称を”World Wide Opportunities on Organic Farms” と言い、世界規模でボランティアと有機農家さんがつながり、ボランティアの方々は労働力を、農家の方々は新しい文化や教育体験をお金のやりとりなしで提供するコミュニティのことを指します。
グレイさんは6月から農家民宿ふる里で空豆の出荷を手伝いながら自身の研究テーマが仙北で実用可能かを検証しています。
グレイさんに少し話を聞いてみました。
Q. “仙北市でどのようにWWOOFの活動が広がりを見せられると思いますか?”
「日本の農家の方々が高齢化する中で人手不足をWWOOFが補えるのではないかと思っています。具体的には繁忙期に世界各国からボランティアが集まり農家の方々の手伝いをしながら、田舎の原風景を五感いっぱいに体験できたら最高ですね」
Q. “世界各国からボランティアが来たときに障壁はありますか?”
「私は長い間日本語を勉強していましたが、全く日本語がわからずにボランティアをするというのはどうしても言葉の壁という問題がついて回ると思います。」
Q.”どうすればそのような問題が起こらずに済むでしょうか?”
「私が滞在している農家民宿ふる里の川井さんは携帯の翻訳アプリを使って、難しい単語の説明をしてくれています。そのように新しいテクノロジーが今後もっと発展して翻訳も正確になっていけばコミュニケーションが円滑にとれるのではと思っています。」
世界規模の活動が今後、仙北市の農家民宿の新たな切り口としてWWOOFの活動が広まっていくと素敵ですね。
*WWOOFジャパンの公式サイトは下記になります。